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旅行に持って行った本

2006年01月10日 22:43

もともと、シンガポール旅行になんの関係もない本ばかりなのですが、一応そういう括りで。

宮部みゆき 「誰か」

この物語は、著者のことばにも書いてあったように、大がかりな謎ではなく、ささやかな事件について書かれています。でも、当事者にとってはとても大きなこと。

宮部さんの書く物語は、ミステリーとしての完成度もさることながら、登場人物についての丁寧な描写が特長だと思います。どこにでもいそうな平凡な人物への作者の暖かいまなざしに、自分に対しても、それでいいんだよと言われているような気がします。邪道な読み方かもしれませんが、宮部みゆきさんという人が、人柄も良く他人に好かれている人だといろんなところで書かれているのもわかるような気がします。ただ、そういった登場人物の全てが幸せなラストを迎えるかというと、そうでもないのが哀しいところです。
宮部さんは江戸時代を舞台にしている小説もたくさん書いており、そのどれもが面白いので、今まで敬遠していた時代小説というものも読んでみたくなってます。それにNHKの金曜時代劇も時々観るようになったりして。このあいだやってた「慶次郎縁側日記」 の高橋英樹さんを見て「茂七親分、また新しいシリーズが始まったのかな?」と思いました。もう茂七親分のでてくる原作はとっくに使い切ってますけどね。

角田光代「空中庭園」

行きの飛行機にて機内誌を手に取ると、映画化時の主役である小泉今日子さんのインタビューが大きく載っていたので、気をつけてその頁を読まないようにしていました。

隠し事をしないという決まり事をもつある家族と彼らに関わりのある人が、それぞれの視点で一章づつ語る形をとった小説。少し乾いた透明感のある文体でさらっと読めたけど、実は家族というものの本当の姿をしっかり私達の目の前に突きつけた、少し哀しくてこわいお話でした。 誰かの書いた感想に、家族の再生の物語である、というのがあったのですが、私にはそこまでの「光」は感じられませんでした。ほんのり明るいものを見たような気はしたけど。
なぜか、一番心に残ったのは、おばあちゃんの語る章。年齢的には一番遠い登場人物のはずなのに、なぜでしょう。

円道祥之「ガンダム「一年戦争」」

アニメ機動戦士ガンダムについての、記事を少し前に書いていたと思うのですが、その時に結局「一年戦争」ってどういうものかよくわかっていないと述べました。割とそのすぐ後に本屋で見つけて購入。
えっと、もちろんこの本は、あるライターさんの1つの解釈にすぎないと思います。でも、はいこれで一年戦争についてよくわかりました。(笑)
現実世界に起きた様々な戦争を引き合いに、いろいろな考察や解釈を述べておられます。昔の戦争については「歴史」と思えるけど、さすがに最近の特に日本の参加した戦争については、お話ではなく事実こんなことがあったんだろうなと、少し悲しい思いで読んでいました。なので、著者あとがきに「茶化して書くことは避けた」とあったのを読んで、ホッとしました。

いやあ、3泊の旅行に3冊本を持って行くなんて、バカですねえ。

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コメント

  1. ぐら@La douce vie | URL | -

    not subject

    ぎんぺーさん、こんにちは。
    私も宮部みゆきさん大好きです。
    でも、ブックオフで買っているので、新刊はまだまだまだまだ読んでません。くすん。
    茂七親分シリーズは私も好きです。「片葉の芦」は宮部さんの奥深さを語るによい短編作品だと思います。
    小泉今日子さんのインタビューは私も飛行機で読みました。子供の頃から知っている年上のお姉さんである彼女の生き方は刺激されることも多くブログをはじめたきっかけの1つは「パンダのanan」の影響もある気がします。
    「空中庭園」というタイトルの響きのよさは頭の片隅に残っていて、ブログのタイトルの候補の1つでもありました。
    機会があったら読んでみたい1冊です。

  2. ぎんぺー | URL | -

    BOOK!

    宮部みゆきさんいいですよね~。

    本所七不思議って本当に語り伝えられているお話なんですよね。それら全てをタイトルに、あんなに人の心に迫る見事な短編を書かれる力量に感服します。
    (私は文庫&新書は買いますが、単行本は図書館派です)

    「空中庭園」
    私もタイトルに惹かれて、本を手に取りました。
    >「パンダのanan」
    たしかananに載っていたエッセイでしたよね。私もいくつか読んだことがあると思います。(単行本にもなっているみたいですね)
    キョンキョンの、アイドルの枠を越えた感性、ひいては生き方は、いろんな女性に影響を与えていますよね。

    ふふ、近くに住んでらしたら、いろいろ本を貸してあげられるのにと思いました。ぐらさんがブログで紹介された本で、読んでみたいと思ったのものもたくさんありますし。

    もし、一緒に本屋へ行ったなら、なかなか店を出られなさそうですね!

  3. | |

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